めんげんとは
めんげん(瞑眩)とは東洋医学で言う「好転反応」のことで、治療の過程で一時的に生じる身体反応のことを指します。
冷えとりでめんげんが起こるしくみ
では、この冷えとりでめんげんはなぜおきるのでしょうか?そのしくみについて少しだけ触れたいと思います。
人は本来、健康的な状態である時、弱アルカリ性体質です。
そして、この逆の状態が酸性体質になります。
めんげんとは、酸性の体質からアルカリ性の体質に改善されるときに起こる一部細胞の拒否反応や、
代謝によって変質細胞が正常細胞に修復されるためにおこる反応現象なのです。
冷えとりでめんげんが起こるということは、体を健康な状態に改善するために必要な過程であるということです。
そして、このめんげんという現象は一過性のものなので特に心配することはないとされています。
冷えとりめんげんの症状と毒だし部位
症状が出る部位や種類によって、毒だしの原因となっている体の悪いところはおおよそ想定できます。
以下にめんげんで現れる症状と改善部位の関係を見てみましょう。
【頭・顔】婦人科系で出しきれない毒が頭に回ってくる
・偏頭痛 : 肝臓、胆嚢
・髪のダメージ : 腎臓
・ニキビ : 肺、婦人科系、消化器も関係
【目】全体的に肝臓だが、意外と消化器も
・目やに : 食べすぎ
・乱視 : 肺
・白内障 : 消化器(糖尿病)
【口・歯】主に消化器
・舌のもつれ、しびれ : 心臓
・下の奥歯 : 大腸・消化器
・口臭 : 食べすぎ
・口内炎、歯周病など : 消化器
【喉】主に呼吸器と消化器
・いびき : 食べすぎ、脳の毒
・甲状腺 : 肝臓、肺、腎臓
・喉の痛み : 消化器
【鼻】消化器や呼吸器
・鼻づまり : 食べすぎ
・蓄膿症 : 呼吸器、消化器
・鼻血 : 肝臓、腎臓、脳(脳卒中、脳腫瘍になる毒)
【耳】主に腎臓。消化器も関係あり
・耳垢 : 消化器
・中耳炎 : 腎臓、消化器
・めまい : 消化器(食べ過ぎ)、肝臓
(ぐるぐる→三半規管(肝臓)、ふわふわ→大脳小脳)
【手・腕】左は心臓、右は肝臓
・しびれ : 食べ過ぎ
・手あれ : 消化器
・腱鞘炎 : 肝臓
【足】脚が痛いのは動けなくして食べさせなくさせるため
・股、膝関節炎 : 消化器、膵臓(糖尿病の前兆)
・こむら返り : 婦人科系(小指をぎゅっとつねると良い)
・通風 : 脾臓、膵臓
【体全体】体左側は新しい毒、右側は奥深い毒
・じんましん・皮膚炎 : 消化器、肺、大腸
・だるい : 肝臓(主)、腎臓
・リウマチ : 心臓、小腸
・湿疹・アトピー : 肺・肝臓(ガンになりやすい毒)
【臓器(胃・腸)】食べ過ぎは万病の元
・便秘 : 肺
・盲腸 : 消化器
・胃下垂 : 甘い物、消化器
【メンタル】心の毒は体の4900倍
・鬱病、傲慢・見栄、恥ずかしい : 肝臓、腎臓、そして消化器と肺
・パニック障害 : 腎臓、心臓、肺
・ヒステリー : 婦人科
めんげん体験者の声
では次に、ネットの体験ブログをもとに、実際にめんげんを体験した人たちの声を見てみたいと思います。
”冷えとりの専用靴下は、毒を吸いとって破れるようになっています。手術後は靴下が破れまくりでした。足の指の付け根部分(心臓)と、かかと部分(腎臓・生殖器など)が見事に破れました。抗生物質を多量に摂取(点滴)したからだと思います。こういうケミカルの毒も、はやめに体外に出したいものなので冷えとりをしていて良かったな〜と実感した体験でした”
”めんげんだけ聞くとこわいように思うかもしれませんが体の中の毒素を出すためにこういった症状が出てくるので必要なことなのだそうです。めんげんを体験をするたびに心が安定してきているのを感じます。特に最近思うのがイライラしなくなりました。イライラ状態になるのが逆に難しくなり夫婦喧嘩もなくなってしまいました。「穏やか」になってしまいまして・・すると家族も全員イライラすることが減り何故かほがらかになりました”
”いくら、喘息の特効薬とはいえ、ステロイドが体に良いはずはありません。それでも仕方なくステロイド吸入を1年間やっていたにもかかわらず、まったく効かなかった。それが、一度の強目のステロイド点滴を1時間体に注入しただけで、ピタッと咳が止まったのです。先生は「ステロイドが効いてよかったね」と言いますが、わたしは正直納得いきません。ステロイドが咳を止めたとはどうしても思えないのです。タイミング的にはそうですが、身体の感覚というか、感じ方が「治った」というのとはなにか違うのです。「出ていった」この表現が一番正しいように思えました”
めんげんの期間を気楽に過ごすコツ
病気の場合もそうですが、症状の原因がわからなかったり、終わりが見えなかったりする場合、実際の症状以上に辛く感じてしまうものです。
めんげんも同様で、大事なのはそれがめんげんであるとを知ること、またそれが必ず収まるものでずっと続くものではないと知ることです。
そう考える事でめんげんの期間は意外と気楽に過ごせるはずです。
以下に体験者の声をもとにめんげんの期間を上手に乗り切るコツのようなものを記しておきたいと思いますので、是非参考にしてください。
●この症状は体から毒を出してくれていて、体をきれいにしてくれているとイメージすること。
●これはずっと続くものではなく、必ず収まるものだと思うこと。
●肌が痒いときには我慢せずに掻くこと。
●イライラすることが多くなるような時、体の腰から下半分に意識を集中させてイライラの悪い気が出ていくようなイメージを持つ。
◎まとめ
個人差はありますが冷えとり健康法ではこのようにめんげんと呼ばれる反応が出ることが多いようです。
冷えとりをはじめた後に体の不調が現れた際に参考にして頂ければと思います。
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